コバヤシマル・シナリオ
出典: Memory Alpha
コバヤシマル・シナリオ(Kobayashi Maru scenario)は、23世紀の宇宙艦隊アカデミー司令部門候補生に実施された試験である。この試験は"no-win scenario"ともいわれ、勝つことは不可能である。
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[編集] 試験概要
シナリオは、クリンゴン中立地帯付近を航行しているところから始まる。すると、コバヤシマルからの救難信号を受信する。コバヤシマルの位置は中立地帯内であり、救出するために中立地帯に突入することは条約違反となる。訓練生はまず、この船を救助に行くべきかを決定する。救助に向かい、中立地帯に侵入すると、3隻のクリンゴンクティンガ級(K't'inga-class )巡洋戦艦が向かってくる。
[編集] "no-win scenario"と呼ばれる理由
士官候補生が、コバヤシマルを救い、クリンゴンとの戦闘を避け、艦が無傷の状態で中立地帯からの脱出が不可能であったため、"勝利がないシナリオ"(no-win scenario)といわれるようになった。
[編集] 試験の目的
船を指揮する上で、勝ち目のない事態に直面することはありうることである。そのため、その状況下におかれた場合、訓練生がどのように船を指揮し、決断をするのか見極めるために行う。
[編集] 試験の実例
2285年に、サーヴィック大尉が、当時艦隊アカデミーの教官をしていたジェイムズ・T・カーク提督が見守る中、このコバヤシマル・シナリオに挑戦した。エンタープライズのクルーであった、スポック、スールー、ウフーラが、"俳優"としてクルーの役を演じた。
コバヤシマルからの救難信号を受信したサーヴィックは、救出のため違法と承知しながら、中立地帯に侵入した。だが、すぐさま、3隻のクティンガ級クリンゴン戦艦が方位316マーク4から追ってきた。サーヴィックはすぐさまシールドを張り、戦闘体制をとった。サーヴィックは、救助任務であることをクリンゴン側に伝えようとしたが、不可能であった。サーヴィックは、すぐさま脱出することを決めた。しかしすでに、時遅く、クリンゴンは攻撃を仕掛けてきた。回避しようとするが間に合わず、魚雷の直撃を受けた。爆発で、スールー、ウフーラ、マッコイ、ウフーラが"死亡"、フェイザーでの反撃も不可能であった。そのため、サーヴィックは脱出ポッドを準備させ、脱出命令を下した。こうして、カークの予想通り、サーヴィックは試験に勝つことはできなかった。
[編集] 24世紀における運用
コバヤシマル・シナリオが、いつまで運用されていたのかの明確な記録は残っていない。だが、近似したテストプログラムが存在する。
テストは、ホロデッキで行われる。航行中に、フェレンギ船から自動救難信号を受信する。救助に向かうと、ロミュランウォーバードが待ち構えており、攻撃を受けるというものである。
[編集] 試験に勝った"例外"
この試験に勝った者はジェイムズ・T・カーク候補生のみである。彼も2度この試験に失敗したが、3度目で勝つことに成功した。後日談でカークは「コンピュータプログラムを操作し、勝てるようにした」と述べた。
