データ
出典: Memory Alpha
| ファイル:Data2379.jpg | |
| データ(2379) | |
| 性別: | 男性 |
| 種族: | スン型アンドロイド |
| 所属: | 惑星連邦宇宙艦隊 |
| 階級: | 少佐 |
| 生年月日: | 2338年2月2日 |
| 殉職: | 2379年ロミュランとの交戦中に殉職 |
| 出身地: | オミクロン・セータコロニー |
| 配偶者: | 独身 |
| 父親: | ヌニエン・スン |
| 母親: | ジュリアナ・スン |
| 兄弟: | ローア B-4 |
| ファイル:Data2364.jpg | |
| データ(2364) | |
データ(Data)とはスン型アンドロイドの一人であり、宇宙艦隊で唯一のアンドロイド士官でもあった。現在、陽電子頭脳(ポジトロニック・ブレイン)を実用化し稼動しているのはスン型アンドロイドのみであり、宇宙艦隊及び惑星連邦にとどまらず、宇宙域中においても稀有な存在である。
目次 |
[編集] 外観的特長
白っぽい肌と無機質な金色の目を持つが、ヒューマノイドである地球人に酷似した概観を持つ。これは、製作者のスン博士が自らの若かりしころの外観をモデルに作成したためである。髪の毛が伸びる「成長」を行うほか、老化を模した成長まで行うこともできる。また、呼吸し、体内ではヒューマノイドの血液循環に似た液体の循環を行っている。
[編集] 精神的特長
800×10の15乗ビットの記憶容量を持ち、毎秒60兆回の演算を行う。完全な知能を持っているが、感情を持っていない。インターフェイスによる機械とのコミュニケーションはもとより、言語によるヒューマノイドとの会話もできる。しかし、その会話において省略形を用いることはできない。人間の感受に強い憧れを抱き、それらを懸命に学ぼうとする。笑い、悲しみ、苦しみ、痛み。感情はデータにとって長年のテーマであった。
[編集] アンドロイドとは
ウエブスター23世紀百科事典第五版によれば、人間に似せて作られたオートマン(人型機械)を言う。
[編集] 略暦
- 2335年 オミクロン・セータ科学コロニーで初起動。
- 2338年 オミクロン・セータ科学コロニーの廃墟を訪れたUSSトリポリ(NCC-19586)のクルーにより発見。同年2月2日、二度目の起動。このとき宇宙艦隊士官と接触した事により、彼は宇宙艦隊士官を志す。
- 2341年 宇宙艦隊アカデミー入学。このとき、彼が生命体と呼べる存在でないことに異を唱えた、ディストローム研究所のブルース・マードックは単身、データのアカデミー入学に反対票を投じた。
- 2345年 アカデミー卒業、少尉として3年間任官。
- 2348年 中尉(もしくは大尉)に昇進。このころの配属は、USSトリエステ(NCC-37124)であった。
- 2359年 少佐に昇進。
- 2364年 USSエンタープライズ(NCC-1701-D)にオペレーション士官として配属。艦長はジャン・リュック・ピカード大佐。実質副長に次ぐ地位のブリッジ士官。
- 2365年 アンドロイドの生命体としての権利を法的に認められる。
- 2368年 一時的にUSSサザーランド(NCC-72015)の指揮を任される。この件について、彼がアンドロイドの指揮官は認められないという理由でクリストファー・ボブソン少佐が異議を述べる。
- 2371年 感情(エモーション・チップ)導入。
- 2372年 USSエンタープライズ(NCC-1701-E)に転属。
- 2379年 ロミュラン帝国における「シンゾンの政変」の際に、ロミュランと交戦中に殉職。
[編集] 開発者及び誕生の経緯
[編集] 開発者と開発経緯
- 20世紀半ば、アイザック・アシモフにより陽電子頭脳(ポジトロニック・ブレイン)の概念が提唱される。
- 22世紀、アル・スン博士により陽電子頭脳(ポジトロニクス・ブレイン)を内蔵したアンドロイドの開発が本格的に着手され始める。アル・スン博士は当初、遺伝子工学により完全なる生命体たる優勢人類を作り出そうとしていたが、その完全なる生命体の概念を、人工生命体たるアンドロイドで実現できるとの結論に至った。
- 24世紀、サイバネティック理論の第一人者、アイラ・グレーブス博士の研究が実用段階の一歩手前まで行き着く。グレーブス博士は、後にデータに自分を「おじいちゃん」と呼ばせた。グレーブス博士はヌニエン・スン博士の恩師である。彼がアル・スン博士の影響をどの程度受けたのかは不明であるが、自らヌニエン・スンを自分の弟子だと明言している。学者は自らの研究領域に関する資料収集にひたむき、かつ、貪欲である。上述のごとくデータの祖父を公言している。弟子のヌニアン・スンの先祖の研究を閲覧するのにためらいを持とうはずは無い。等の事柄から、アル・スン博士の研究を何らかの形で引き継いでいる物と想定される。
- 24世紀。ヌニエン・スン博士と、その妻、ジュリアナ・テイラー博士により、ポジトロニック・ブレインが完成される。データの顔は、ヌニエン・スン博士の若かりし頃をモデルにしている。
[編集] データとその近親者
完成までに幾多の困難、失敗を経験し、2335年、ヌニエン・スン博士と、その妻、ジュリアナ・テイラー博士により完成させられた。データ完成までに何体の失敗作が存在しているのかは不明である。
- B-4 - データの「兄」に当たるが、未完成。ポジトロニック・ブレインも完成のまま、放棄されていた。2379年発見され、再起動。
- ローア - データの「兄」に当たる。データより以前に製作されたスン型アンドロイド。ポジトロニック・ブレインは完成の域に達していたが、倫理面に問題があり、スン博士の手で作動停止、凍結されていた。
- ラル - データの娘に当たるアンドロイド。データが自らのポジトロニックス・ブレインを転写して製造した女性型アンドロイドであった。データとの外観的な相違は、皮膚の色がよりヒューマノイドに近づいた事であろう。しかし、データを凌駕せんばかりのポジトロニック・ブレインの急激な成長の弊害がおきる。懸命の救命措置にもかかわらず、誕生わずか2週間で活動を停止せざるを得なかった。これはヒューマノイドにおいては死に相当する遺憾なできごとであった。また、この事は単なる理論や転写で、ポジトロニック・ブレインの量産が不可能である事を如実に語る出来事となった
- ジュリアナ・テイラー - アンドロイド。ヌニエン・スン博士が、妻ジュリアナの死に対し、作り上げたアンドロイド。ジュリアナの死の直前、スン博士は彼女の記憶をポジトロニック・ブレインに転写し、その事実は本人ですら自分がアンドロイドだと気付かないほど、より完成に近づいたアンドロイドであり、感情も持ち合わせている。
[編集] メンテナンス、及び機能強化
「私もいつか、修復不能の重大な故障が発生するかもしれません。」 データは、自分を冷静に分析してこう言った。
彼には自己診断のため、及び自己修復のためのシステムが備わっている。よほど重要な損傷で無い限り自己の損傷を修復する事ができる。例えば謎のエネルギーショックによりポジトロニック・ブレインが重大な損傷を受けて、作動不能に陥ったこともあったが、自己修復機能により自動的に回復を遂げた。しかし、自己修復機能を持ってはいても、ヒューマノイドによるメンテナンス行為を拒否するものではない。ジョーディ・ラフォージは、彼が安心してメンテナンスを任せる事ができる人物である。
彼の人生における最も重大といえる機能強化は、やはりエモーション・チップ(感情回路)の導入であろう。ヌニエン・スン博士の遺作とも言うべきその装置の導入により、感情というものを持ち合わせていなかったデータが、感情を持ち合わせる事ができるようになった。エモーション・チップはポジトロニック・ブレインを補完する作用を持ち、感情を司るが、あくまでも感情を司るだけであって倫理サブルーチンのようなものは組み込まれておらず、それらの作用は他のシステムに依存する。また、エモーション・チップは自分の意思でオン・オフする事ができる。
なお、同じスン型アンドロイドである、兄のローアに搭載されているポジトロニック・ブレインは、タイプL型、データはタイプR型である。タイプナンバーから察するに両者は多少の違いが有るものと想定されるが、同一のエモーション・チップを導入する事ができ、同様の効果が発現した。外見上、誰が見てもタイプL型とタイプR型の区別は付かないであろう。なぜなら、設計者のスン博士ですら、エモーション・チップを挿入する際、データとローアを見間違えた程だからである。
[編集] エモーション・チップ無しで感情を持ちえるか
データ少佐の口述による。エモーション・チップ導入前時点。ターシャ・ヤーの妹、イシャーラ・ヤーとの会話。
- 「人工知能はある知覚パターンを認識すれば、それに対応する回路が形成されます。そして、その回路に対する刺激を期待する用になるのです。刺激が無いとものたりなくなります」
- 「(殉職した)姉に対しては?」
- 「非常に寂しいです」
- この会話から、ポジトロニックブレインの学習機能により、じょじょにではあるが感情を持ちつつあるデータの発展が見受けられる。
[編集] 宇宙艦隊による講評
[編集] ディアナ・トロイによる精神面についての講評
私がデータと出会ったのは彼がエンタープライズに配属された時-彼の正式起動から26年目でした。 彼はそれまでも、そしてその時も、人間に、人間の社会に自分を適応させるべく努力していました。それはプログラムを修正、適応させるといった無機質なものではなく、人に近づく、人たるものを理解しようとする、他ならぬ人間的な努力でした。演技を学び、芸術を理解するために絵を描き、楽器を学び、ダンスをし、就寝前には口笛の練習をし。更にペット-スポットという名の猫でした-を飼い。人間性にあこがれ、ユーモアを学ぼうと、懸命でした。特に知りたがっていたのはユーモアだったのではなかったでしょうか。ボノという少年がエンタープライズに来た時、ちょっとした手違いでバナナパフェをウェスリーの顔にかけてしまい、皆が笑ったとき、データはそれの何処がおかしいのか、と尋ねました。それにライカー副長が「スラップスティックさ」と答えたのに対し「あー、パイを顔にぶつける物のバリエーションですね。定義からすれば笑える事になります」と答えました。また、彼が髭を蓄えたとき-リンカーン風の-、自分では威厳を高めたつもりだったのに皆に笑われたとき、ユーモアの難しさを再認識しました。 2364年にQの力で一度だけ本物の笑いの概念を体験しましたが、やはり彼にとって本当の感情と呼べる概念を理解できるようになったのは、生みの親であるスン博士の開発した、エモーション・チップを導入してからでしょう。 彼の為に開発されたそのチップを手にしたときから、およそ1年以上にわたって、そのチップを使うのをためらっていました。複雑な経緯でそれを手に入れたことも関係しているのでしょうか。チップ導入以前にも、明らかに感情と呼べるものを、わずかですが持ちあわせていましたが、そのチップの導入で彼の感情は確実に開花し、人間に近づく事ができたと見受けられます。(以下、エモーション・チップの項目参照。
[編集] 宇宙艦隊委員会の報告
類まれな頭脳とヒューマノイドを遥かにしのぐ能力を持つデータ少佐は極めて有能な艦隊士官である。但し、彼のポジトロニック・ブレインにはいくつかの欠点も見受けられる。兄のローアと共通する部分が多すぎるため、また、おそらくオンリーワン的な発想で製作してしまったため、例えばスン博士がデータを自分の下に呼び寄せる信号を送った際、兄のローアまで一緒に呼び寄せられる事になってしまった。また、ローアは、自分のポジトロニック・ブレインからデータをコントロールする事ができる電磁波周波数を割り出し、ボーグの一部隊と共同してデータを洗脳下におき、コントロールしたこともあった。 彼は艦隊唯一のアンドロイド士官であったが、長年の艦隊への貢献にもかかわらず、彼を上官とし、その司令に従う事を拒む仕官も若干名いた事も事実である。2367年から翌年にかけてのクリンゴン内戦の際のサザーランドのクルーがその一例であろう。
[編集] 医療主任ビバリー・クラッシャー、機関主任ジョーディ・ラフォージ
プロフィール
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