同化
出典: Memory Alpha
同化(Assimilation)とはボーグ集合体が仲間を増やすために、他種族ヒューマノイドに対して行う改造手術である。
同化手術を受けた人間は、ボーグとなってしまう。たとえそれが10分前まで友人だったとしても、同化されれば感情のない冷徹な敵となってしまうのである。
[編集] 同化の目的
同化の目的はふたつあり、ひとつは「ボーグ個体の増殖」、もうひとつは「知識の吸収」である。
特に「知識の吸収」が重要な目的であり、ボーグは対象を同化した瞬間に、その人間の記憶をすべて全集合体と共有する。そのため宇宙艦の艦長と機関主任の二人を同化されてしまうと、艦の情報はすべてボーグに網羅されてしまうことになる。
また知識の吸収が目的の同化は、人間だけでなく機械に対しても有効であり、
ボーグ・ナノプローブが注入された機械は分子再配列されてボーグ仕様となり、同時に全データベースを奪われる。
ボーグの同化の最も恐ろしいことが、この情報漏洩の早さである。 漏洩した情報は、ほとんどタイムラグなく全集合体に適応されてしまうからだ。 しかしボーグは「同化」しか情報を得る方法がないことも事実である。 したがってボーグのとの戦いはいかに「情報を守れるか」が重要な戦略となる。
[編集] 同化の手順
ボーグ同化はおおまかに「ボーグ・ナノプローブ注入」と「改造手術」の2段階に分けられる。
各々のボーグ・ドローンは手から「同化チューブ」と呼ばれる2本の細い管を瞬時に延ばす。ボーグはこの同化チューブを人間の頚動脈に突き刺し、自分の体内のナノプローブを注入する。
注入されたナノプローブは増殖しながら人間の血液をまず攻撃し、血球の機能を奪う。血球の機能を奪われた人間は顔が青白くなり、数秒遅れで意識をボーグの集合意識につながれ、個人のアイデンティティを失う。最初にチューブを刺されてから、十数秒の出来事である。
この時点で、すでに「中身」はボーグとなってしまう。
このあと髪の毛をすべて抜かれ、機械の眼、機械の腕、金属装甲、ボーグ・ノードなどのボーグ・インプラントを体内に大量に埋め込まれる改造手術をされ、完全なボーグ・ドローンとなる。 この同化手術自体も、十数分というごくわずかな時間で行われる。
[編集] 同化に対する防御およびインプラント除去手術
ボーグの同化チューブは、どんな装甲もシールドも貫通する。 そのため同化を防ぐには体内で戦う必要がある。ただ、いまだに体内にナノプローブを注入され、無事に同化されなかった人物はいない。
USSヴォイジャーの緊急医療ホログラムは、「神経抑制剤」を開発し、同化された後も集合意識に統合されずにすむ技術を確立した。また皮質抑制体を抑え、ボーグ・ドローンの個人だったときの記憶を呼び起こすことにも成功している。
エンタープライズNX-01のフロックス医師は、ボーグ・ナノプローブがオミクロン放射線に弱いことを発見し、ナノプローブ除去治療に成功している。
USSエンタープライズDのビバリー・クラッシャー医師は、フロックス医師の記録を参照し、同化されたジャン=リュック・ピカード艦長にボーグ・インプラント除去手術をを施し、ほぼ完璧にボーグ・テクノロジーを除去した。
同様にUSSヴォイジャーの緊急医療ホログラムも、同化されたキャスリン・ジェインウェイ艦長らをあっさり治療しているが、18年という長期間にわたって同化されていたセブン・オブ・ナインはにかぎっては、かなりの部分の生理機能がボーグ・テクノロジーに依存していたため、すべてを除去することはできなかった。
